こんにちは。ななの葉ブログ管理人です。
過去の記事にもチラホラと書いていますが、私は大学を卒業してから数年間、予備校や学習塾の講師として働いていました。やりがいのある仕事でしたが、20代後半で限界を感じて転職し、契約社員というキャリアを挟んだ後、現在はIT系の企業の正社員として働いています。
紆余曲折を経てたどり着いた今の人生に不満があるわけではありません。
苦労したことも、大変だったことも、すべての経験は自分の糧になっていると思います。ただ、後悔していることがないかと言われると、それはあります。
取り返しのつかないことではないのですが、「ああ、あのときああしていればなあ」と思うことはあるので、私の後悔が教訓として誰かのお役に立てるかもしれないと思ってひっそりと書いておきます。
教訓その1:「子供たちのために」で自分自身を犠牲にするな!
これは理想を持ち、真面目で責任感のある人にほど伝えたいです。
「子供たちのために」というのは、とても大切なことです。綺麗事というだけでなく、「塾講師」というのを仕事に選ぶような人にとっては、仕事のモチベーションそのものかもしれません。
でも、だからこそ自分自身を犠牲にしてまでのめり込んでしまう危険性もあります。
「自分自身を大切に」という言葉では、真面目な人には届かないしれません。でもそういう人こそ、いつかその無理が子供たちに悪影響を与えてしまうという可能性を覚えておいてください。「こんなに頑張っているのに。子供たちのためにやっているのに、何でわかってくれないんだ」もし、そういう思いがもたげて、怒りを感じるようであれば、少し休んで自分自身を大切にするべきだと思います。
教訓その2:無理をしてでも友人と会え!
塾の形態や、担当学年にもよるとは思いますが、塾講師は基本的に、一般の会社員が休んでいる時間に働く仕事です。私はだいたい13時(ときには早朝)から23時過ぎまで働き、土日祝日は仕事、正月も2日から働くという生活をしていました。
そうなってくるとどうしても友人と会う機会はガクッと少なくなります。直接会うだけではなく、電話やLINEすら時間が合わず、しづらくなります。
ここから生じる危険性は、「友人がいなくなる」ということだけではありません。塾講師の場合、保護者以外の「取引先の人」と会うこともほとんどないので、結果同じ職場の人としか会話をしなくなります。そうすると、価値観が固定されてしまう恐れがあります。
私はかなりブラックな環境で働いていたのですが、仕事をやめて、友人たちと話すまで、自分の職場がどれだけ異常だったか、気づくことができませんでした。また、かなり狭い世界だけで生きてきた自覚があったので、いざ転職しようとしたときの心理的なハードルが本当に高かったです。
ですので、自分の視野を広げる意味でも、多少無理をしてでも友人との交流は続けるべきだと思います。
また、気持ちをフラットに保つためにも、他の仕事について情報収集をすることは大切だと思います。転職サイトなどに登録し、視野を広げておくのもよいと思います。
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最後は少し違った角度からですが、これは本っ当に大切です。
塾講師は激務です。そして不規則です。
授業の合間の5分程度で食事をとり、23時以降に職場の人と食事に行く…ということも珍しくありません。そして前述したように友人と会う機会も極端に減る…。
…そうすると、太るのです。本当に。
自己管理があまり上手じゃないな、という人ほどお気をつけください…。
以上、どこかでどなたのお役に立てれば嬉しいです。
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