【体験記】塾講師は潰しがきかない?塾講師は転職できるか?

転職・職歴

こんにちは。管理人です。

今日のテーマは塾講師と転職です。

過去記事にも書いていますが、私は新卒で塾・予備校業界に入り、何度かの転職を経て現在IT企業の正社員として働いています。

ですので、結論を言ってしまうと「塾講師も潰しはきく」ということになります。とは言え、

転職までの道のりは楽ではありませんでした。

今回は、塾講師の転職について実体験をもとに書いていきたいと思います。

ときには、「塾講師」という職業について厳しい表現をすることもあるかもしれませんが、元塾講師が自分自身の経験をもとに書いていると思ってご容赦いただければと思います。

また、私が塾講師をしていたのは10年前くらいのことなので、現在は変わってきていることもあるかもしれないという前提でお読みいただければと思います。

塾講師の転職は厳しいの?

20代であれば比較的簡単

塾講師の転職は、20代であれば比較的簡単だと思います。

特に同業への転職であれば転職先に困ることはないのではないかと思います。ただ、気をつけてほしいのは、「条件を選ばなければ」ということです。

塾講師というのは入れ替わりが激しく、常に人員不足です。その原因として「給与条件を含め、労働環境がブラックだから」ということがあると思います。

逆に言えば「塾業界だけどホワイト」というところはかなり珍しいので、そういったところはなかなか人が辞めません。

ですので、「塾業界自体の将来性や待遇・労働環境は厳しい」という点を受容できれば、若い内は比較的簡単に別の塾に転職できるはずです。

また、異業種・未経験の職種であってもポテンシャル採用で採用される可能性だって十分あります。

30代以降だと厳しい

先程「若い内は」と書きましたが、30代以降だと転職はかなり厳しいと思います。

なぜなら、「子どもたちは若い先生が好きだから」です。厳しいことを言うようですがこれが現実。(学校の教員と違って塾講師は人気商売という側面があります。)

もちろん、ベテランの講師も必要ですが、必要数が少ない。

なので、年齢を重ねた講師は校舎長→エリア長などといった形でステップアップしていくわけですが、椅子取りゲームな部分もありますし、経営者的な観点も必要になってきます。

「子どもたちと接するのが好きだから塾講師になった」という人にとってはなかなか厳しいと思います。

私の時代は「塾講師40歳定年説」なんてよく言われていました。

同業へ転職するのも難しい。そして他業種への転職は30代以降だとかなり厳しくなってきます。

ですので、20代の間に「塾業界で生きていく覚悟を決めるか」「異業種に転職するか」そういったことを真剣に考えた方がよいと思います。

転職サイト、転職エージェント等に登録し、情報収集からはじめるのがよいのではないでしょうか。

「塾講師」はキャリアになるのか??

塾講師がキャリアになるのか、というのは正直かなり難しいと思います。

自分自身の経験として糧になるものはあると思いますが、転職市場で有利になるキャリアとしては難しいです。

ここから先は、私の体験談を踏まえた憶測も入っています。

〈転職を決意したとき〉

管理人
管理人

塾講師だけど、講師だけやっていたわけではなく、校舎長もやっていた!

生徒募集の営業活動もしていたし、校舎運営もしていた。授業料の管理もしていたし、他の講師(社員)の育成や時間講師(アルバイト)の管理業務もしていた。

社会人としての経験をアピールしよう!

転職市場
転職市場

…結局は狭い世界のやり取りで、ごく限られた範囲でしか生きてこなかった人なんだな…。

これは憶測でもあるのですが、的を射ていると思います。

塾講師から転職しようとしているという人はこの部分は覚悟したほうがいいです。

ただ、それさえ覚悟できていて、自分のキャリア形成をきちんと考え直そことができれば異業種への転職だって可能です!

私の場合、一度採用されやすい契約社員となり「大手企業で働いてた経験」というキャリアを積むことで現在の職場に転職することができました。

塾講師の転職先は?

最後に、塾講師の転職先として私の周りで実際にあったケースを書いていきたいと思います。

塾講師→塾講師

まずは一番オーソドックスなパターン。同業種への転職ですね。

これはかなり多いように思います。

塾講師→独立(塾経営+講師)

独立を選ぶ人というのは他の業種より多いような気がします。

確かに塾というのは元手があまりかからないので独立しやすいですよね。

塾講師→塾講師の転職は若い人に多いですが、30代後半以上の人は独立することが多いように思います。

塾講師→教員

塾講師になる人の中には、教員免許を持っている人も多いため、教員採用試験を受けて、学校の教員になる人もいます。

(学生時代に教員志望だった場合、バイト先として塾や予備校を選ぶことが多いかと思います。その延長で教員ではなく塾講師の道を選んだものの…というケースが多い気がします。)

塾講師→公務員・士業

こういったケースも意外とあります。

もともと勉強が好き・得意という方が多いからか、公務員試験を受けて公務員になるケースも珍しくありません。中には税理士資格を取得する前提(転職時に数科目合格済み)で税理士事務所に入ったという方もいました。

塾講師→一般企業

最後は私と同じ塾講師から一般企業への転職です。(私の場合教育業界ではあったので、完全な異業種とは違いますが)ただ、こちらは20代の内でないと厳しいのではないかと思います。

まとめ

まとめると、「塾講師でも転職はできる。ただし、早めに動かないと難しい」ということになります。

塾業界で生きていく覚悟が決まっている方は問題ありませんが、そうでない方は一度周りを見回してみるのもよいかもしれません。

ただ、それさえできれば転職は可能です。

塾講師というのはとてもやりがいのある仕事です。それを否定する気はもちろんありません。

ただ、ブラックな職場環境が多いこともまた事実です。

転職が不安だから心身のバランスを崩しても続けようとしている方がこの記事を読んでくれていたら、転職市場の調査だけでもよいので始めてみませんか?

応援しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました