こんにちは。ななの葉ブログ管理人です。
今日は20代後半から3年ほど契約社員として働いた経験をもとに、契約社員として働くメリット・デメリットについて書きたいと思います。
契約社員って?管理人の場合
契約社員になったきっかけ
私が契約社員になったきっかけは、ずばり「正社員の転職先がなかったから」です。
身も蓋もない言い方になってしまいますが、事実です。
過去記事などにも書いていますが、契約社員になる前は学習塾で正社員として働いていました。
そこから20代後半になって学習塾業界以外に転職しようと思っても、正社員だと内定が出ないという切実な事情がありました。
つまり、なりたくてなったわけではなかったわけです。
待遇について
なりたくてなったわけではなかった契約社員ですが、待遇は思ったよりも悪くありませんでした。
もちろん、地域や業種、それまでの個々のキャリアによっても大きく異なりますが、地方の親族経営の会社の正社員よりも、都内の契約社員のほうが待遇がよい…ということは多いと思います。
(私の場合は正にこれでした。)
切り詰めなくてもそれなりに一人暮らしができ、切り詰めれば貯金ができる程度ではありました。
また、私の場合は契約期間は1年間で、原則毎年更新でした。ただ、原則毎年更新ということは、なかなか正社員になれないということでもあります…。(契約社員の更新に関しては法整備もあり、今はいろいろ変わってきていると思います。)
契約社員として働くメリット
「非正規雇用」ということで、あまりよくないイメージもある契約社員ですが、メリットもあります。まずは私が感じたメリットから書いていきたいと思います。ただ、これはあくまでも私が働いていた職場の話です。(参考までに、当時の職場は東証1部上場企業のグループ会社でした。)
サービス残業などがない
私の場合、サービス残業は0。休日出勤もありませんでした。
たまに出張で日曜日に前泊をしなければいけないときもあったのですが、そのときも手当が支給されていました。
また、外出する際も直行直帰でよいことが多かったです。正社員の方たちに比べて、その辺りの自由度は大きかったです。
仕事のプレッシャーが少ない
仕事のプレッシャーが少ないというのもありました。もちろん、与えられた仕事に対する責任はアルバイトであろうと契約社員であろうと正社員であろうと変わりません。
ただ、業績に対するプレッシャーなどはありませんでした。良くも悪くも「会社に属している」という意識があまりなく、気持ち的には楽でした。
当時の会社では「入社」という言葉ではなく、「入職」という言葉を使っていたのですが、確かにその通りだなと感じていました。
転職理由を探す必要がない
転職理由を探す必要がないというのは隠れたメリットだと思います。
正社員を辞めて転職するとき、転職したい理由を考えるのはなかなか骨が折れます。
たとえ「人間関係が嫌になって」とか「給与面に不満があって」ということが真の理由だったとしても、辞める会社にも言いづらいですし、ネガティブな理由だと、転職面接でもなかなか言えないですよね。
その点契約社員の場合は「正社員として働きたいので」でOKです。この理由を伝えれば大抵の場合は納得してもらえます。
会社を選べばキャリアになる
また、会社を選べば契約社員でも立派なキャリアになります。事実私は3年間の契約社員を経て、現在は都内で正社員として働いています。
ちなみに、転職先は転職サイトで見つけました。転職を検討している人は一度見てみるとよいと思います。
マイナビジョブ20’s契約社員として働くデメリット
次は契約社員として働くデメリットについて書きたいと思います。
給与が低い
契約社員のデメリットはこれに尽きると思います。基本給も低ければ、ボーナスも少ない。
ボーナスは年間で3ヶ月分あったのですが、それでも正社員に比べると微々たるものですし、そもそもボーナスが出ないというケースも多いかと思います。
昇給が期待できない
私の場合、更新の度数千円程度昇給していました。ただ、正社員の場合は、定期昇給だけではなく、昇進による昇給もあると思います。若いうちはそれほど差がないように感じるかもしれませんが、在籍年数が長くなるほど、差はどんどん開いていきます。
これは基本給だけの話ではなく、ボーナスや退職金などでも大きな違いが出てくるところです。
仕事の幅が狭い
契約社員の場合、仕事のプレッシャーが少ないというメリットがあります。
ただ、やはりその分仕事の幅は狭くなってしまいます。仕事に慣れてきてステップアップしてみたいと思っても、ステップアップする先がないんですね。ですのでキャリアを積みたいという場合は、転職するという選択肢しかなくなってしまいます。
結論:契約社員はあり?なし?
契約社員として働くメリット・デメリットについて書いてきました。私見ですが、期間限定であれば契約社員もありなのではないかと思います。私の場合はブラックな環境からのリハビリと言う面でも良かったです。
また、「潰しが効かない」と言われている塾講師からのキャリア形成としては良い選択肢だったのかなあとも思っています。
ただ、数年立つ頃には給与面や仕事のやりがいで物足りない部分が出てきたため、転職を決意し今に至ります。長く続けるのは大変だけれど、期間限定であれば悪くはない、というところでしょうか。
以上、管理人の体験談でした。
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