地方から東京へー転職体験記 #3

転職・職歴

こんにちは。ななの葉ブログ管理人です。

今回は私の転職体験記の#3です。#2未読の方はそちらからお読みいただけると嬉しいです。

「契約社員」その実態は?

人生初の契約社員。契約社員と言っても多種多様だとは思いますが、私の経験を書きたいと思います。

契約社員の給与事情

「契約社員は給与も安いだろう」と思われるかも知れませんが、実はブラック企業の正社員時代より、年収はアップしました。これも「契約社員でもいいか…」と思った理由の1つです。

もちろん地方の給与水準と東京の給与水準を単純に比較することはできないのですが。

また、残業代は20時間分見込み残業として固定で支給されていました。

基本給を低く抑える、ちょっとブラックな手口だなあと思うのですが、残業時間はほぼ0でした。

しかも土日祝日休み、夏休み5日、勤務時間9時−17時(フレックス有り)。

それまでがそれまでだっただけに、「ここはホワイト企業なのではないか」と思うようになりました。

一人暮らしはできるの?

一番不安だったのは、生活費です。「東京は生活費が高い」そういったイメージがありました。特に大きいのはやはり家賃。

ただ、私は都内に住んではいません。都内通勤圏内の隣接県に住んでいます。当時の職場まではドアtoドアで1時間強かかったので、周りからは「都内に住めばいいのに」と言われました。でもそれまで地方で4万円台の家賃で暮らしていた身としては、都内の家賃は払いきれるのか不安でしたし、「東京は住むところではない(怖い)」という感覚も強くありました。

私は結局「職場まで1位時間弱(乗り換え有り)、駅歩10分」という場所に部屋を借りました。オンボロ…とは言わないまでも6畳の学生アパートのような狭い部屋…。それでも家賃は今までより1万円近く上がりました。

ただ、家賃の負担増はそれほど重くはありませんでした。なぜなら都内近郊で生活すると家賃の負担は重くなりますが、車がなくても生活できるようになるからです。

車を所有している人はわかるかと思いますが、車は購入時の代金とガソリン代の他、自動車税、保険料、オイル交換やタイヤのローテーションなどのメンテナンス費用となにかとお金がかかります。

つまり、車を乗らなくても所有しているだけで、月1万円以上のお金が飛んでいきます。金額は人によると思いますが、私の場合1万5000円程度でした。(これでもかなり安いほうだと思います。)

そして、所謂「地方」では、車が必須となります。趣味や贅沢ではなく、日常生活や通勤に車はなくてはならないものなのです。

私は転職にあたり車を手放しました。最初は寂しさや不安もありましたが、すぐに慣れることができました。確かに車はあると便利です。でも、維持費の負担を考えると、車がなくても生活できるほうが良いと思います。

その他、生活インフラの違いも大きいです。首都圏での生活は徒歩圏内でほぼ生活できてしまいます。何をするにも、どこに行くにも時間と交通費がかかる地方とはやはり違うなあと思います。

「契約社員」はだめなのか?

結論から言うと「期間限定であれば契約社員も悪くない」というのが私の考えです。

私の約3年間の契約社員生活は、ブラック職場時代と比べて給与UP、労働時間は体感で半分くらいという天国のようなものでした。

でも、節約すれば日々の生活には困らない給与をもらっていたとは言え、趣味にお金を使ったり、将来に備えて貯金や投資をするには全く足りない。

そして、やはりやりがいという面では限界があります。

また、正社員のような責任はないといっても、「仕事」に対する責任は当然出てきます。これは派遣社員でもパート・アルバイトでも同じですよね。

3年かけてブラック職場時代に負ってしまった心の傷も癒えたので、私は正社員として転職することにしました。

ちなみに、当時の職場で正社員を目指さなかった理由は次のようなものでした。

1.正社員になるための条件が不明瞭。飲み会などの付き合いも含めた部分で上司のお気に入りになるしかない。

2.契約社員歴が長い人から順番に正社員化している様子があった。(私の番が回ってくるまで最短でも数年はかかりそうだった。)

3.正社員になれたとしても、「契約社員上がりの正社員」では、昇進・昇給の天井がとても低いところにある会社だと感じた。

他にもありますが、一言でいうと「ここで正社員を目指すより、正社員としての転職先を探す方が建設的」と感じたからです。

悪夢再び!?転職エージェントリベンジ

転職先は転職エージェントを頼りました。もちろん過去の悪夢が蘇りましたが…。

ただ、前回と比べると転職市場が売り手市場であったことと、契約社員とは言え大手のグループ企業のオフィスワーク経験があるということは、プラスになるのではないかとも思っていました。

また、転職の際悩む退職理由の伝え方も「正社員として働くため」で何の問題もありませんでした。

想像以上にあっさりと転職先が見つかりました。それが今の会社(IT業界)です。

終わりにー何回かの転職を経て

以上が私の転職体験記です。

地方に生まれ、地方の大学に進学し、地方で社会人生活をスタートした人間が、東京で正社員としての仕事を手に入れるための物語です。

私は決して地方より東京のほうがいいと思っているわけではありません。でも、地方には選択肢が圧倒的に少ないことも事実だと思っています。

新卒から安定した企業でキャリアを積んでいる友人を見ると、羨ましくなることもあります。

年齢相応の貯金もなく、結婚もせず、何をしているんだろう?私?といった気分になって落ち込むこともあります。

でも、苦労して自分で選んだ道だからこそ、自由を得られているのだとも思っています。また、苦労した分「あの時期を乗り越えられたんだから、なんとかなるな」と思える強さを身につけられたのだとも思います。

苦労も多い人生だけれど、自分の人生を生きています。

独り言のようなブログですが、どこかにいるどなたかのお役に立てれば幸いです。

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