地方から東京へー転職体験記 #2

転職・職歴

こんにちは。ななの葉ブログ管理人です。

今回は私の転職体験記の#2です。#1未読の方はそちらからお読みいただけると嬉しいです。

東京で職を得るまで

転職先、どう探す?

「手に職のない女性が地方で生きていくのは無理なのかもしれない…。」何度か面接を繰り返すうち、私はそう感じるようになりました。教育というつぶしがきかないとされる業種から、異業種への転職という壁も確かにあったと思います。

ただ、それ以上に、「女性が家族を頼らなくても生きていけるだけの給与がもらえる仕事」が圧倒的に少ないように感じました。

やはり、企業の多い東京で仕事を探すしかないかもしれない…。そう思い、方針を変更することにしました。ただ、地方で生まれ、別の地方の大学に進学し、また地元に戻って社会人となった私は、東京もしくは首都圏に住んだことがありませんでした。(実家は一応関東ではあるのですが、東京まで数時間かかり、電車も1時間に1本あるかないかのところです。)

キャリアの未熟さもあり、「東京で働くなんて怖すぎる…でもこれ以上無職でもいられない」と追い詰められていました。

ショックな出来事

東京での仕事を探すにあたり、人生で初めて「転職エージェント」というものを利用しようと決意しました。

それまでは転職サイトの公開求人やハローワーク等しか利用していなかったのですが、東京で仕事を探すには、転職エージェントの力を借りたほうが良いのではないかと思ったのです。

ドキドキしながらキャリアシートに記入し、申し込みフォームからとある転職エージェントに申し込みました。

しかし…数日後届いたメールは…

「申し訳ございませんが、貴方の経歴ですとご紹介できる転職先がありません。」そういった内容のものでした。

もう何年も前のことなので、いくつのエージェントに申し込んだか、全て上記のような返事だったか、はっきりとは覚えていません。

でも、あの時感じた絶望や怒りや羞恥がぐちゃぐちゃに混ざったような思いは、今でもはっきりと思い出せますし、逃げ出したいような泣きたいような、複雑な思いに襲われます。

塾・予備校の仕事は一般的に見るとまさに「つぶしがきかない」職業なのでしょう。でも、私は必死に仕事をしてきたし、ブラックな職場であっても自暴自棄になることなく、できる限りのことはしてきたつもりでした。

大学卒業から数年の自分自身を全否定されたような、そんな気持ちでした。

非正規雇用での転職を決意

そんな中、なんとか気持ちを立て直し、私はある決心をします。

それは「契約社員も視野に入れる」ということでした。

正直、これは本当に怖かったです。今までどんなにブラックな環境であったとしても「正社員」として働いていたので、「非正規雇用」というものが、非常に不安定なものと感じてしまっていました。いつ仕事がなくなるかわからない、そういうイメージばかりが膨らんでいました。

また、今は少し改善されてきたのですが、当時の私は非常に変化を恐れる性格でした。そのため、できるなら安定した職場で長く働きたい、そういう思いが強かったのです。

なぜ契約社員も視野に入れるようになったかというと「背に腹は代えられない」、その一言に尽きます。

運命のような転職先

そして、契約社員も視野に入れた途端、転職先はあっさりと見つかりました。

しかも、誰もが名前を知っているであろう大手の企業のグループ会社です。

さらに仕事は教育関連。今まで働いていた塾・予備校とは異なりますが、今までの経験も生かせるような仕事でした。

契約期間は1年間。

原則更新。

正社員登用制度有り。

契約社員であっても長く活躍している人ばかりとのことでした。※契約社員として長く働く=正社員になかなかなれないということなのでこの辺りは微妙ではあります。また、法改正があったので今はこういった条件ではないと思います。

契約社員であったとしても、名の知れた会社のグループ企業で、都内のきれいなオフィスで働くことができる。しかも内容もやりがいのある仕事…。

「本当に私でいいのだろうか?」そんなことすら思ってしまうほどでした。

今思うと大げさだったなあ、と思うのですが、当時は本気だったのです。

また、正社員への登用条件を伺った際、「今より正社員登用率を上げて、原則3年で正社員に登用していこうと思っている。」と言われていました。

もちろん信じたわけではありません。ただ、「仮に3年で正社員になれなかったとして、その時ギリギリ20代。最悪もう一度転職できるチャンスはある。」そう思っていました。

結論を言ってしまうと、3年経っても正社員になることはできず、私はこの職場を去ることになります。でも、この時の選択は間違ってはいなかったと今でも思います。

こうして私は無事職を得ることができました。

次回は契約社員の給与や実態について書きたいと思います。

#3へ続く

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