こんにちは。管理人です。
今回はストレスについて書籍を紹介しながら書きたいと思います。
以前「ストレスとラーニングゾーン」という記事の中で、「私はプライドを捨てて周りに助けを求めることで、パニックゾーンをラーニングゾーンにした」ということを書きました。
ただ、その後ある本と出会い、私自身が「プライドを捨てる」とややネガティブに表現したことを別のポジティブな角度から捉え直すことができました。
今回はその本から学んだ、ストレスとの向き合い方について書きたいと思います。
ストレスを力に変える教科書
その本とは、ケリー・マクゴニガル著/神崎朗子訳「スタンフォードのストレスを力に変える教科書 」大和書房です。
かなり有名な書籍ですね。
この本では一貫して「ストレスは役に立つ」ということが書かれています。
でも、「ストレスが役に立つ」って考え方は、この本で初めてふれた考え方じゃなかったし、自分がパニックゾーンにいるって感じていたときだってわかってたでしょ?
そうなんだよね。正直、パニック状態のときは「そんなのわかってるよ!でもポジティブに受け入れられないんだ!」って思って、この本を読み進めることができなかったんだ。
で、パニック状態を抜けて、ようやくこの本と向き合うことができた、と。
そうだね。落ち着いてこの本を読む中で、パニック状態の自分の心理状態とか、なぜパニックを抜けることができたのか、経緯が腑に落ちた感じかな。
「苦しんでいるのは自分だけじゃない」の意味
皆さんは、「苦しんでいるのは自分だけじゃない」という言葉に出会ったことがありますか?
あるいは自分がつらい状況にいるときに、「苦しんでいるのは貴方だけじゃないよ」という言葉をかけられたことがあるでしょうか?
そのときにどんな風に感じましたか?
うわっ!俺これ言われると本当腹立つんだよね!
えー?なんで?
苦しんでいるのは自分だけじゃないって思えば頑張れるじゃん。
いや、「皆頑張っているんだから、弱音を吐くな、お前を頑張れ」って言われても、自分の辛さが軽くなるわけじゃないじゃん。
そういう意味で言ってるんじゃないと思うけどなあ…。
こういうとき、声をかけた側の思いはわからないです。
「一人だけ弱音を吐くんじゃないよ」という意味で言っているかもしれないし、そうではないかもしれません。
ただ、「苦しんでいるのは貴方だけじゃないよ」という言葉には、ストレスに立ち向かうためのポジティブな側面があります。
それは、「こういった苦しみは皆味わっていることなんだよ。だから隠そうとしないで打ち明けて、周りに助けを求めていいんだよ」ということです。
…隠そうとしないで?
そう。これは私の場合なんだけど、私は無意識の内に「自分が今ストレスを感じて苦しんでいるのは、自分が無能だからだ」って思っていたんだよね。
だから助けを求めたら、自分の無能さが周りにバレるんじゃないかって怖かったんだ。
それ、ちょっとわかるかも…。
だけど本当はそうじゃなくて、皆同じように苦しみ、悩んだことがあるんだよ。
だから、素直に打ち明けて助けを求めたら皆助けてくれる。
素直に助けを求めることは恥ずかしいことじゃないんだってことに、この本を通して気づくことができたんだ。
…。
以前ブログに記事を書いたときは、まだそのことに気づけてなくて、
「プライドを捨てて(恥を偲んで)助けを求めた」気持ちだったんだけどね。
そっか。なるほど。
「苦しいのはじぶんだけじゃない」ってそういうことだったのか。
私もただ単純に「皆がんばってるから頑張ろう!」って思うだけだった。
こういう意味もあるんだね。
この記事を読んでくれている方の中には、かつての私のような人もいると思います。
苦しいときは一人で悩まず、周囲に助けを求めてみてください。
その他の名言
この本の中には、ストレスに立ち向かうためのヒントが随所に書かれています。
最後に、私が特に印象に残ったフレーズを2つご紹介したいと思います。
これまでの人生をふり返って、ストレスの多かった日をすべて取り除いたら理想の人生になるかというと、そうではないはずです。
ケリー・マクゴニガル著/神崎朗子訳「スタンフォードのストレスを力に変える教科書
手に汗をかいているのに気づいたら、初めてのデートを思い出してくださいー手に汗をかくのは、自分の求めているものがそばにあるからです。緊張や不安で落ち着かないのは、あなたにとって大切な意味があるというしるしです。
ケリー・マクゴニガル著/神崎朗子訳「スタンフォードのストレスを力に変える教科書
いかがでしたか?
充実した人生を送りたいと思ったら、ストレスは避けて通れません。
けれど、ストレスを味方につけて、力に変えることは可能です。
一緒に素敵な人生を歩んでいきましょう。
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