こんにちは。管理人です。
今日は仕事について思うことを、書籍を紹介しながら書いていきたいと思います。
好きを仕事に?
私は30代後半独身で東京都内で正社員として働いています。
同窓会などで地元に残った友人に会うと「東京で働いてるなんてすご〜い」と言われることもあるのですが、
特に何か大きなビジョンがあるとか、上昇志向があるとか、仕事大好き!というわけではありません。
今の人生は、誰に強制されたわけでもどうしようもない不運な目に遭ってしまった結果というわけでもなく、自分の選択の結果だと思っています。
ただ、人生の目的があってそれに向かって生きてきたかといわれるとそれも少し違う気がします。
いろいろな流れに身を任せながら、流されすぎないように生きてきた結果今があるという感じでしょうか。
今の仕事に対しては「会社員として働いて嫌なこともあるけれど、基本的に自分のやりたい仕事ができていて、そこそこのお給料ももらっているので概ね満足」という感じです。(ブラック企業時代の経験がそう思わせてくれているのかもしれませんが…。)
いわゆる「普通」の働き方だと思っています。
ただそれでも嫌なこともあるし、もう仕事疲れた…と思ってしまうこともあります。
そういうとき、こう言ってくる人もいるかもしれません。
それは「好き」を仕事にしていないからだよ!
給料が半分になってもやりたいって思える仕事が本当に好きな仕事なんだよ。
自分の人生なんだから!独立してやりたいことをやろうよ!
好きなことをして生きていこうよ!
この考え方も間違っているわけではないのだと思います。
こういう生き方ができる人もいて、とても幸せな人生なのだと思います。
ただ、私はそうじゃない。
いや、別に好きなこと仕事でやってるよ。でも嫌なことだって普通にあるじゃん。
私はぐいぐい周りを引っ張るタイプじゃないし…。仕事ができるタイプでもない。組織に属していたほうが働きやすい気がする…。
でも、こういう考え方をすること自体ダメなのかな…。
なんというか…キラキラした前向きな言葉ばかり聞くと、自分が「ダメな社員の典型」みたいに感じてしまって辛くなってしまいます。
「好き」に苦しめられずに働くーおすすめ書籍ー
そんなときに出会ったのがこちらの書籍です。
千葉弓子著:楽しくなければ仕事じゃない「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書」
今にして思うと、よくこの本を手にとったなあと思います。(なにかのレビュー読んだか、誰かに勧められたかのどちらかだと思います。)
表紙だけ見ると、「『好きを仕事に』を実現したキャリア女性が『自分の好きなことをして生きていこうよ!』と言っている本なんだろうなあ」と思いませんか?
でも実際は違います。
「今与えられている仕事に精一杯取り組めば、それでいいじゃない。焦る必要ないよ。」
そんな風に感じさせてくれる本なのです。
本の中で、特に印象的なフレーズをいくつかご紹介します。
好きなことを探すより、得意なことがあったら、それをもっと磨いていったっていいじゃん
出典元:楽しくなければ仕事じゃない「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書
目の前のこと、やってほしいと求められていることに、まずは集中する。じつは、そこに「好きになる」秘訣がある。
出典元:楽しくなければ仕事じゃない「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書
会社というのは、平凡な人を非凡にしていく、幸福なシステム
出典元:楽しくなければ仕事じゃない「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書
いかがでしょうか?
これを読んで「いやいや、ダメだよ管理人!経営者にとって都合の良い社員になるだけだって!!」と思う人もいるかもしれません。
私自身、この本と出会うタイミングが違っていたら、そういう風に感じたかもしれません。
でも、私はこの本を読んで安心したんです。
ああ、こんな風に感じるのは私だけじゃないんだ。
こんな風に言ってくれる経営者もいるんだ。これでいいんだ。
働き方はひとそれぞれ。リーダーシップを発揮して幸せに働く人もいれば、フォロワーとして幸せに働く人だっていたっていい。
そんな風に思うことができて、心が軽くなりました。
他にも素敵な考え方はたくさんあります。ご紹介しきれないのですが、「好きなことして生きていく」「ポジティブシンキング」「ライフワークバランス」みたいな言葉に疲れてしまった人には助けとなる本だと思います。
終わりにー自分だけかな?と思ったときはー
仕事に限らず、人生でうまく行かない場面に出くわすと、誰でも「こんなことを感じるのは自分だけかも知れない」と感じると思います。
でも、きっとそんなことはない。
そういったことに気づくことができるきっかけの1つとして本があるのだと思います。
私は何度も本との出会いに救われてきました。これからも本を読み続けていきます。
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